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構造屋のつぶやき

丹波篠山から木質構造(木造)とベトナムの情報を発信します。

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「耐力壁」と「耐震壁」の違いは?

「耐力壁」と「耐震壁」の違いは?

この疑問、私の中では、以前から解決していましたが、
今日、改めてその違いに納得する事件に遭遇しました。
(そんな、たいそなもんじゃないですが。)

とある建材メーカーのウェブサイトをみながら・・・・私の独り言。
『おぉ、この壁、倍率大きいねぇ。使えそう!!』
『なになに<耐震リフォーム専用技術>って?、どういうこと・・・』
『<新築はこちら>って?、どういうこと・・・こっちが「新築用」?』
『なるほど、例によって、建防協の「耐震補強」と、大臣認定の耐力壁のちがいかぁ!』
と納得させられました。

建防協の「耐震補強」では『耐震壁』
耐力壁の大臣認定では『耐力壁』
と表記されています。
これって、RCで「耐震壁」と言い、木造で「耐力壁」というのと、おなじ理屈でしょう。

つまり、
「耐震壁」は文字通り「地震に耐える壁」、
「耐力壁」は「地震と風と・・・水平力に耐える壁」
ですね。

RCでは、「風」は問題にならない、
同様に、耐震補強でも「風」は問題視されない!?
だから「耐震壁」

一方、木造の新築では、水平力は「地震」と「風」両方重要で
3階建なら、地震より風で決まるケースが少なくない、ということで「耐力壁」

そんなこと、いまさら・・・といわれそうですが、これって結構、深い話ですよ。
(と私は思います)

だって、「耐震補強」したものが「台風で損傷する」ってこと、考えられませんか?
耐震リフォームはしたけど、「台風でこわれた」ってなったら、がっかりですよねぇ。
新築と耐震リフォームと、耐震強度の評価に違いがあるって、おかしくないですか?
リフォーム時には「風荷重は無視?」って、おかしくないですか?
(もちろん、風荷重を無視していない、考慮したリフォームも存在します、念のため)

特に、同じ材料(材質、サイズ、仕様)のものが、新築と耐震補強とで、
せん断耐力がちがうっていうのが、納得できないですね。

こんな疑問、私だけですかねぇ??


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丹波篠山の構造屋/ジョインウッドの波多野です。

Author:丹波篠山の構造屋/ジョインウッドの波多野です。
ようこそ、構造屋のプログへ。
㈱ジョインウッド一級建築士事務所
代表 波多野隆之
(構造設計一級建築士)

丹波篠山で、木質構造(木造)専門の構造設計事務所をしています。
http://www.join-wood.co.jp/
ベトナム情報も満載です。
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