2012.01/25 [Wed]
混構造かどうか?判断を誤るとたいへんですね。
混構造かどうか?判断を誤るとたいへんですね。
日経アーキテクチャーの記事ですが、木造に、一部に鉄骨の梁を使ったら、
確認申請で「混構造」と判断されて、適伴にまわったとか。
適伴にまわると、費用も時間も、バカにならないですね。
着工が遅れて、完工が遅れて、たいへんですね。
ところで、混構造かどうかの判断ですが、一番多く聞くのは、
「水平耐力要素が1種類か、異種混構造か?」
ということでしょう。
鉛直荷重に対して、梁の一部を、柱の一部を、異種で構成するのは、
「混構造ではない」という判断が、多いように聞いていますし、
私の経験する限り、そのとおりの判断になっていると思います。
一方、木造に鉄骨のラーメンを組み込むとか、
木造にRCの耐震壁を組み込むとか、これらは混構造ですね。
もちろん、1階をSやRCにして、2階より上を木造にするのも混構造。
考え方としては、
①外力を異種要素で協力(タイアップ)して負担するか、
②外力に対して負担する要素が明確に区別できるか
ということじゃないでしょうか?
梁1本、柱1本にかかる鉛直荷重であれば、その梁・柱が負担するのは
明らかですね。
ところが、水平耐力要素として、木造筋交あり、RCラーメン有りとなれば
どちらが、どれだけ、どう負担するか?悩ましい問題ですね。
こうなると「混構造」ということじゃないでしょうか?
また、鉛直荷重は全て木造で、水平力は全てRCで、負担するとしても、
建物全体としては「混構造」でしょう。
ところで、木造にスチール製のブレースや「制震装置」を取り付ける場合が
ありますね。これはどうなるか?
木造の場合、「水平耐力要素」というのは、筋交そのものや、合板そのもの
だけでは無しに、その周囲の柱や横架材を含めて全体で「水平耐力要素」を
構成します。その一部に「木」以外を使っても、その「水平耐力要素」と
しては「木造」という判断でしょう。
あたりまえの話ですが、ビスや釘は「鉄」ですから。
こんなふうに考えて設計していますが、いかがでしょうか?
審査機関の方々。
日経アーキテクチャーの記事ですが、木造に、一部に鉄骨の梁を使ったら、
確認申請で「混構造」と判断されて、適伴にまわったとか。
適伴にまわると、費用も時間も、バカにならないですね。
着工が遅れて、完工が遅れて、たいへんですね。
ところで、混構造かどうかの判断ですが、一番多く聞くのは、
「水平耐力要素が1種類か、異種混構造か?」
ということでしょう。
鉛直荷重に対して、梁の一部を、柱の一部を、異種で構成するのは、
「混構造ではない」という判断が、多いように聞いていますし、
私の経験する限り、そのとおりの判断になっていると思います。
一方、木造に鉄骨のラーメンを組み込むとか、
木造にRCの耐震壁を組み込むとか、これらは混構造ですね。
もちろん、1階をSやRCにして、2階より上を木造にするのも混構造。
考え方としては、
①外力を異種要素で協力(タイアップ)して負担するか、
②外力に対して負担する要素が明確に区別できるか
ということじゃないでしょうか?
梁1本、柱1本にかかる鉛直荷重であれば、その梁・柱が負担するのは
明らかですね。
ところが、水平耐力要素として、木造筋交あり、RCラーメン有りとなれば
どちらが、どれだけ、どう負担するか?悩ましい問題ですね。
こうなると「混構造」ということじゃないでしょうか?
また、鉛直荷重は全て木造で、水平力は全てRCで、負担するとしても、
建物全体としては「混構造」でしょう。
ところで、木造にスチール製のブレースや「制震装置」を取り付ける場合が
ありますね。これはどうなるか?
木造の場合、「水平耐力要素」というのは、筋交そのものや、合板そのもの
だけでは無しに、その周囲の柱や横架材を含めて全体で「水平耐力要素」を
構成します。その一部に「木」以外を使っても、その「水平耐力要素」と
しては「木造」という判断でしょう。
あたりまえの話ですが、ビスや釘は「鉄」ですから。
こんなふうに考えて設計していますが、いかがでしょうか?
審査機関の方々。
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