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構造屋のつぶやき

丹波篠山から木質構造(木造)とベトナムの情報を発信します。

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『CLT』を知ってますか。一種の集成材です。

『CLT』を知ってますか。一種の集成材、合板です。

集成材は一般に、張り合わせる板材(ラミナ)の繊維方向が一定というか
並行方向に張り合わせますね。
(いわば、あたりまえのことです)

『CLT』は、集成材と同様に板材を張り合わせますが、
繊維方向を直行に、交互に張り合わせます。
「針葉樹合板」と同じ張り方ですね。

『CLT』とは「クロスラミネーテッドティンバー(cross-laminated timber)」

使い方は「パネル」としての使い方が主流のようですが、厚80mm~250mmも
あるし、長さ12mも作れるし、軸組の梁材に使えそうですね。
(極端に言うと、厚さ250mmで、12mX12mの合板が作れるということ)

その『CLT』の説明会が、カナダ大使館で行われました。

大スパン構造とか、7階建とか、『CLT』を使った木造建物が紹介されて、
カナダ政府としては、日本で売ろうとされているようですが、無理ですね。
売れませんね。

今の日本では法的に許されないでしょう。
建築基準法では、
①建築物は安全に設計しないと建ててはいけません。
②建築物の設計には「建築士」資格が必要です。
(要するに、自分が住む家でも、自分勝手に建てられないということ)
③「建築士」は設計の安全性を示さなければいけません。
④木造の場合、使う木材の「強さ」を確認しなければいけません。
⑤木材の「強さ」は、建築基準法関連の他、JAS、JISで示されています。
⑥『CLT』は「強さ」を示す法令、基準が(日本には)ありません。
だから、『CLT』で家を建てると違法になる、でしょう。

でも、ちょっとおかしくない?
non-JAS材(製材)を使うのはOK、でも『CLT』はダメ。

non-JAS材(製材)だって、何者かわからんでしょう。
なんたって、non-JAS材ですから。

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丹波篠山の構造屋/ジョインウッドの波多野です。

Author:丹波篠山の構造屋/ジョインウッドの波多野です。
ようこそ、構造屋のプログへ。
㈱ジョインウッド一級建築士事務所
代表 波多野隆之
(構造設計一級建築士)

丹波篠山で、木質構造(木造)専門の構造設計事務所をしています。
http://www.join-wood.co.jp/
ベトナム情報も満載です。
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